ジャンル:スポーツイベント
2022年10月7日〜9日、2019年以来3年ぶりとなる鈴鹿サーキットでのF1グランプリが開催され、3日間で20万人が来場するという盛況ぶりでした。
そんなレースに並び、同じく盛り上がりを見せていたのがフードエリア。60を超える飲食店が軒を連ね、多種多様なメニューでF1ファンの心と身体を温めました。その中でも一際人気を集めたある一店舗にMeglooを導入していただきました。牛ステーキ丼などの丼メニューを注文する顧客に対し、リユース容器の案内を行い、希望者に使い捨てプラスチック容器ではなくMeglooのリユース容器にて提供しました。
■イベント概要
イベント:FORMULA1 HONDA JAPANESE GRAND PRIX 2022(F1日本グランプリ)
日時:2022年10月7日(金)~9日(日)
場所:鈴鹿サーキット
10月7日(金)フリー走行 38,000人
10月8日(土) 予選日 68,000人
10月9日(日) 決勝日 94,000人
■使い方
対象店舗 | グランドスタンド下「カルビ家」 |
対象メニュー | 牛ステーキ丼などの丼メニュー |
ご提供方法 | 1. ユーザーがスマートフォンでQRコードを読み取り、ウェブアプリ上で貸出登録を行います。利用に際して費用は不要です。 2. ご注文時に事前登録いただいた画面を店舗スタッフにご提示ください。リターナブル容器で盛り付けた食事を提供します。 3. 利用後は会場内に設置してある返却ボックスでQRコードを読み込み、そのまま返却できます。洗浄は鈴鹿サーキット内ホテルで実施。 |
Meglooとは?
2021年10月に始動したテイクアウト容器ゴミを削減するリユース容器シェアリングサービス。2022年6月にはプラスチック汚染防止に関する世界最大のネットワークAlliance to End Plastic Wasteが主催する「廃棄プラスチックをなくし、循環型経済を実現する」という国際的な目標を達成することを目的にした日本初のプログラムに選出され、2022年10月現在では鎌倉駅周辺や墨田区の商店街等でも導入されてきました。
環境省の発表する3R原単位の算出方法*によれば、1回あたりの容器ごみ25グラムから出るCO2は132グラム。約1000個のテイクアウト容器を削減すれば、132キロのCO2削減効果があります。
小さな一歩ですが、サステナブルな着実にサステナブルな未来に貢献できる仕組みをつくります。
*3R(リデュース・リユース・リサイクル)の行動による環境負荷削減効果を見える化する目的で環境省が作成
「使ってみて良いと思った。だから、もう一度来た。」
―実際にこういうサービスってどう?利用者の方に聞いてみました!
「どうして利用OKをしてくれましたか?」という質問をしたところ、多くの方が「スタッフの方に勧めていただいたから」と答えていただきました。特段、使い捨て容器かリユース容器かにこだわりがないというのが本音かもしれません。ですが、中には、「昨日使ってみてこの活動がすごくいいと思ったのでもう一度来ました。」「F1グランプリのHPにこの活動が載っていたので、カルビ家を選びました。」という前向きな回答も得られました。
さらには
「容器に蓋があって保温性が高く、こぼれにくいのでいいですね。」
という容器についてのお声もいただきました。
開催期間が3日間だったこともあり、リピーターの中にはスタッフ説明がなくとも自ら進んでリユース容器を選んでくださる方の姿がありました。また、すぐその場で食べるテイクアウトとは違い、観戦エリアに持ち込んで食べるというF1ならではの環境が、わざわざリユース容器を選んでいただけるメリットにもなりました。
左:従来の使い捨て容器 右:本実証実験で用いたリユース容器
1人の意識が世界を変える
実験を通し、リユース容器をわざわざ選ぶという方はまだまだ少なかったように感じます。しかしリピーターの方が自らリユース容器を選んでくださったように、1度でも利用機会があれば、次回は意識をしてリユース容器を選んでくださる方が1人でも増えていくのではないでしょうか。1人の意識が世界の明日を変える1歩につながる。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
利用をお断りいただいた方の中には「席が離れており、返却ボックスまで返しに来ることができない。」という、大規模会場ならではのご意見もいただきました。会場によって運営方法も大きく変わってきます。
返却ボックスの設置場所を増やすなど、お客様がより利用しやすいサービスに変革していきます。今後もさまざまな場所、イベントで実証実験を重ねながら幅広いケースに対応できる仕組み作りを行なっていきます。
▼お問い合わせ
Meglooのイベント導入にご興味を持っていただいた方はお気軽にお問い合わせください。次世代に残したいサステナブルな未来を一緒に実現しましょう。
https://megloo.jp/#contact
Meglooスタッフが中心に情報発信しています。